消防団活動は、仕事の次にやりがいのある活動です
なぁ〜んで堅苦しい感じの書きだしだけど、大真面目なんです
消防団てなぁに?
って思う方もいると思いますが、消防団員に任命されてから、ちょっとすると新人教育が始まりますが、これだけです
市民の生命、財産を守る!
消防団の事をたまに聞かれたりすると、大概みんななにしてるの?火消すの?
ってこんな感じです
そうなんです、火消すんです!
と、僕がちゃんと話そうとするとむやみに長くなるので、興味持った方はこれを見てください
旭川市消防団
そして日頃の訓練では、それぞれの分団で訓練内容や日程が違うけど、普段滅多に教わることができない訓練があったのです
建物を全焼させての実験と訓練
消防団員だけでも100名は集まりました
他は職員さん、上川中部消防組合消防本部と結構な数です
訓練開始前に、ラジコンをとばして空撮するという凄いものを見せてもらった
操作はタブレットを使って簡単にできるもの、災害時に危険な場所へ行って情報を集めてくれる期待のラジコン
なんとこんな凄いものを作ってた会社が永山にあったの
株式会社ネクシス光洋、持運びが簡単でプロペラとかカメラとか色んなもの全部ポキポキ外せれた、どんなに強い風でも姿勢を崩さずとまっていれるんだって、今は20分の飛行ができて、最大400mまでいけるみたい
そんな凄いラジコン、ネクシス光洋さんと合同訓練だったの
燃焼させる前に、建物内外を全員で確認
窓の前にかけてある服は、今の旭川市消防団が実際に使っている防火服
どれぐらい持つものなのか分かるというもの
はじめは、一階の寝室ベッドから出火させ、火が天井にたっしてから一本の筒先で消化する状況の確認
写真はありませんが、見事に数秒で消せました、同時に放水前まで見えていた部屋の中が消化とともに一気に真っ暗みえなくなった
次に、建物にたまった煙りを抜き建物一階中央から出火、室内に燃焼拡大する過程の確認
室内の燃焼がはじまると、出火室から上階や隣室へ延焼拡大
人命救助のための大事な知識を教えてもらった
中性帯と現出過程というのがあって
「高温の煙り・ガスが上昇→見通し可能な空気層に分離」
這いつくばれば見通しがきき脱出ができるというもの
けれど、放水することで中性帯が壊れ視界が一瞬で悪くなるという
中性帯が分かったところで放水
見事に真っ暗!
視界が悪いというより、見えないです!
それから少したち室内は真っ黒の煙りだらけになったところで、あらかじめ屋根の一部に穴を開け細工をしていた蓋をあけトンネル効果(バックドラフト)を再現するというもの
これも、室内に充満した煙りを出すことによってまだ、助かる場所を確保する為の一つの知識
火災の活動優先順位は
「安全確保→要救助者の避難誘導、検索救助→延焼防止→出火建物の消化」
建物内部へ侵入する時期や状況の限界を見極める=建物内部に進入している消防隊の緊急避難時期を見極める
重要なのは、早目の決心と行動=状況に応じた柔軟な対応
まもなくしてこうなった
こうなったらもう終わり
建物内部は燃焼によって700〜800度
一瞬で全身やけど、掛けてあった防火服も一瞬で燃えてしまいました
こうなっては、防火服では身を守ることはできないってことですね
燃焼拡大の過程を隊長が訓練を受けている団員に説明してくれました
この時もだけど、眼鏡がダメになるんじゃないかと思うくらい熱く
ヘルメットに付けているしころで顔を隠さなくては熱くて近寄れないほど
後は燃えてる建物より、燃えてない建物を守る
凄すぎです
ここ最近、2〜3年くらいまえからだろうか、団の訓練に救助をしてから消化活動を始める訓練が多くなったなと思う。火災現場に消防隊より先に1番になることもたまにはある、僕が所属している5分団の車はポンプ車で、水を積載できないから、現場に着いたら先ずは水利確保と考えていたけど、1番で着いたら、要救助者の有無、安全確保だと知った。
そう消防団だって、建物の中に入るんです、地域貢献したくて活動しているけど、市民の生命、財産を守る前に、自分の命を守れなくてはならないのです。少しでも、この訓練でやったことを覚えておくために長々とブログに書いちゃった
これからも、地域の為に消防団活動頑張ります。
最後まで読んでくれた方ありがとうございます。地域貢献したい方、消防団に入りましょう!
じゃ!